ウエサク祭

 

 
 
 
 
 

 2014年五月満月祭(ウエサク祭)に参加しました

 
 

1.      ウエサク祭に参加した経緯

 
2014年5月14日(水)の夜、京都鞍馬寺で開催されたウエサク祭に参加しました。
ウエサク祭は天下の奇祭として知られ、鞍馬寺がホームページなどで案内していないのにも関わらず毎年1,000名以上の人が日本・世界各地から集います。
 
私がそもそも鞍馬寺に関心を持ったのは半年前のことです。
家内が当サロンにてレイキ講座を主催しており、私が家内にレイキについての質問をしたことから始まります。
 
私もヒーリング講座を幾つか持っていますが、私の場合はどの神のエネルギーとつながるかヒーリングエネルギーの源泉を明確にしています。
しかし、レイキは世界で広く認知されているにも関わらずその辺りは不明瞭で、宇宙とつながると言っています。
宇宙とつながるという意味は、要は神とつながるのだろうと考え、「どの神とつながっているのか?」と家内に聞いたところ、「宇宙だ」と答えるではありませんか。
その答えに物足りなさを感じたため、私はレイキの創始者臼井甕男(みかお)先生について調べてみることにしました。
 
臼井先生は、大正11年に鞍馬寺で修行中に「雷に打たれた様な衝撃」を経験しレイキのエネルギーを覚悟しました。
余り知られていませんが、臼井先生は何かのチベット密教の行をやっていた様です。
密教の行は21日目に神の証(しるし)があるものがあります。
このようなことから何かの神と繋がる修行をされていたのではないかと推測した訳です。
また奇しくもウエサク祭にはチベット僧と思われる3人の人物が祭祀として毎年参加している様で、今年もまた参加していました。

ウエサク際のチベット僧
ウエサク際にいるチベット?の僧
 
鞍馬の語源は650万円前に金星からこの地に降臨したサナート・クマラに由来します。
クマラがクラマに変化していった様です。
サナート・クマラは宇宙人?神?エンティティー(霊体)?で、地球の地下帝国であるシャンバラを作ったという伝説があります。
サナート・クマラは人類の救済を目的として地球に降り、地上の創造と破壊を司ると言われ、現在では護法魔王尊と呼ばれています。
(魔王尊と言っても悪の大王ということではありません。インドのシヴァ神も破壊を司る神であり、サナート・クマラと同じく悪鬼の王という呼び名があります。)
 
シヴァ神
シヴァ神
 
この地で修行をされ法力を得たということから臼井先生の力はサナート・クマラと神人合一を果たした可能性があります。
そうすると、レイキエネルギーの源泉はサナート・クマラ=護法魔王尊の可能性があります。
 
そのような推測をして半年前に原稿を書いたのですが、それは実はまだアップできていません。
なぜなら、この話は鞍馬寺で修行をして平家追討をした源義経伝説の検証が絡んで来るので、まだそれが十分ではなく公開できていないのです。
鞍馬寺はここかしこに源義経についての掲示や石碑などがあります。
源義経はここ鞍馬寺の天狗の下で修行し、何か武芸に関わる法力を得たものと思います。
その力を駆使し平家との戦を繰り広げたのですが、最後は異母兄の源頼朝の追討を受け奥州平泉で非業の死を遂げます。
しかし、正史の裏には事実ありで、源義経は死んでおらずその後大陸に渡りモンゴル帝国を築いたチンギスハンになったという伝説があります。
正史では荒唐無稽と相手にされていませんが、それを裏付ける幾つもの根拠があります。
それについても合わせて検証し原稿を書いていたのですが、それがまだ不十分というのが現状で、でき次第アップする予定です。
 
半年前にその原稿を執筆したのは遠く忘却の彼方になっていたところ、4月末にふとウエサク祭の事が思い浮かび、「はて、ウエサク祭って何だっけな?」と考えていました。
このような事が直観的に思い浮かび、余り詳しく知らないままに家内に「京都の鞍馬寺のウエサク祭に行こうと思うけど一緒に行かない?」と声をかけていたのです。
結局、家内はご縁がまだ熟していなかったのか今回は参加しませんでした。
その後、ウエサク祭という話が自分の身の回りで頻繁に出てきたりして家内と「おかしいね」と不思議がっていました。
例えば、私は4月末から5月上旬にかけてインドで修行をしたのですが、その準備の際に本を幾つも持参すると重くなるのでキンドル(電子タブレット)に本をダウンロードして持って行こうと決め、元々デジタル機器は苦手なのでやり方を覚えるのにまずは何でもいいからテストでダウンロードしようと最初に出てきた本を中身も見ずにダウンロードしたところ、何とウエサク祭のことがテーマになっている本だったり、シンクロニティと思われることが頻発していました。
 
 「天皇奠都と日本純血統人の使命」(ベリー西村)

 

そのようなことからおこがましいですが「自分は呼ばれているのかな?」と思い、スケジュールを調整して時間を作りました。
神事はご縁がある時には万障が排除され時間が不思議とできますし、またご縁がない時には色々と妨げが出てくるものです。
私が寺社仏閣で願うのは只一点、世界平和のみです。
自分自身の事は一切祈願することなく、ひたすら日本と世界の平和を祈ります。
 
 

2.      ウエサク祭について

 
ウエサク祭とは、鞍馬寺の案内にこの様に書かれています。
 
五月満月の宵に、山内の僧侶がつどい、満月に灯を捧げ清水を供えて、宇宙の大霊より大いなるお力をいただき、自己の魂のめざめを祈る儀式が鞍馬山で古くからひそやかに続けられて来た。
この儀式が、ヒマラヤ山中やインドで五月満月の夜に行われているウエサク祭と相通ずるものであること、また東南アジアの仏教諸国においても釈尊の生誕と成道と涅槃を同時に祝うウエサク祭が行われていることから、鞍馬山でも広く信徒に呼びかけ、多くの人々が共に祈りを捧げることになった。昭和二十九年のことである。
五月の満月に天界からふりそそがれるエネルギーは、プラスもマイナスも常にも増して大きく増帽させると言われる。それ故に五月満月の宵は、非行悪言を慎み、真実誠心をもって世に尽くす心を専らに、愛と光と力の尊天のみ心に近づくように努めねばならない。
地上が暗雲に覆われていても雲の上には常に太陽が輝いているように、欲望にとらわれがちな人間も、心の奥にはいつも尊天が輝いている。この内なる尊天にめざめることこそ大切である。ひとりひとりが我欲の衣を脱ぎ棄て尊天に近づくよう努力精進する時、心身は大光明に満たされ、安らぎと歓びに全身全言が甦り、夜明けが来る。
五月満月祭は、ひとりひとりが自分の霊性とめぐり合う時である

ウエサク祭とは日本の鞍馬寺だけの神事ではなく、インド・ヒマラヤや東南アジア諸国でも同名で行われている国際的なお祭りです。
私がよくインド雑貨を購入する通販サイト「シータラーマ」さんのメルマガに奇しくもウエサク祭の記事がありました。
そのメルマガを読むと、ウエサク祭がアジアで広く行われているということが分かりますので下記に転載します。
 

2014年5月14日(日本時間では15日未明)は、ブッダ・プールニマです。ブッダ・プールニマは、仏陀降誕の日として世界中で祝われている盛大なお祭りです。
以下に、Wikipediaよりブッダ・プールニマ(ヴェーサーカ)の記事をご紹介します。


ヴェーサーカ(パーリ語;サンスクリット語ではヴァイシャーカ)は、ネパール、シンガポール、ベトナム、タイ、カンボジア、スリランカ、ミャンマー、バングラデシュ、インドネシア、インドなどの南アジア、東南アジアの仏教徒による伝統的な年間行事です。
通常は、仏陀の降誕日とされていますが、実際には仏陀の降誕日、悟りの日(ニルヴァーナ)、成仏を包括する日とされています。

ヴェーサーカの正確な日にちは、各国に伝統的な太陰暦によって変化します。テーラワーダ(上座部仏教)の国々では、満月のウポーサタ日(仏教徒の安息日;不浄な心を清める日)に行われます。中国のヴェーサーカ日は、中国の太陰暦における第4月の8日目に行われます。西洋のグレゴリオ暦では、年によって異なりますが、毎年4月か5月に行われます。

●歴史
ヴェーサーカを仏陀の降誕会とする決議は、1950年にスリランカで行われた第一回世界仏教徒連盟(WFB)の会議で採択されましたが、仏教国における当時の祭典は、各国の古い伝統に基づいて行われていました。
ヴェーサーカにおいては、世界中の仏教徒は、仏陀の誕生日、悟りの日、成仏日を含む重要な行事として祝します。インドから仏教が伝来して、多くの外国文化に同化したように、ヴェーサーカは世界各国において独自の方法で祝されています。

●ヴェーサーカの祭典
ヴェーサーカにおいては、敬虔な仏教徒や信奉者たちは、祝典のために夜明け前に各地の寺院に集合し、仏旗を掲げ、仏・法・僧の三宝を讃える讃歌を歌います。帰依者たちは、師の御御足に捧げるための花、ろうそくや線香を持参します。これらの象徴的な捧げ物は、美しい花はすぐに萎れ、ろうそくや線香はすぐに燃え尽きるように、人生は儚く短いことを意味しています。帰依者たちは、あらゆるものの殺傷を避けるために、特別な努力を行い、この日は精進料理(ベジタリアン・フード)を摂ることが勧められています。特にスリランカなどのいくつかの国では、ヴェーサーカを祝するための2日間は、酒屋や食肉処理施設は、閉店するように政府の法令によって定められています。また、意に反して捕らわれていたおびただしい数の鳥、昆虫、動物が自由の象徴として放たれます。敬虔な仏教徒の中には、簡素な白装束をまとい、八正道に対する新たな決意を胸に、一日中寺院で過ごす人もいます。

敬虔な仏教徒は、教えに基づく五戒を遵守する誓約をし、高潔な日々を過ごしていますが、特に新月と満月の特別な日には、道徳、簡素、謙虚を実践するために八正道を遵守します。

またある寺院では、小さな幼児の仏陀像を祭壇の前にまつり、花で飾りつけられた小さなたらいに水を張り、帰依者が像に水をそそぐことができるようにしています。
これは、悪い業(カルマ)を洗い清め、神々や精霊の祝福のもと、仏陀の降誕を再現する象徴的な行為になります。

帰依者たちは、僧侶による説法を聴きます。この日は、国や国民の繁栄と平和を願い、僧侶たちは仏陀によって語られた詩句を詠唱します。仏教徒たちは、仏陀が説いたように、他人を信頼し、他人の信条を尊敬し、調和を持って生活することを思い起こされます。

●他の人々に幸せを運ぶ
ヴェーサーカの祝日は、高齢者、障がい者、病人のような人々に幸せを運ぶ特別な努力をする日を意味します。この日には、仏教徒は贈り物を贈ったり、奉仕活動をしたりします。ヴェーサーカは、大きな幸せや喜びの時であり、自分の欲望を満たすのではなく、寺院での奉仕活動や、仏陀の教えを世間に示すために専念する時でもあります。また、敬虔な仏教徒たちは、仏陀を礼拝するために寺院に足を運んだ信奉者たちに、軽食や精進料理(ベジタリアン・フード)を提供する腕を競い合います。

ブッダ・プールニマ(ヴェーサーカ)は、日本ではウエサク祭(または花祭り、降誕会など)として親しまれています。京都の鞍馬寺では、5月14日にウエサク祭の行事が行われます。興味ある人は、足を運んで、仏陀の教えを学び、瞑想する良い機会にするとよいでしょう。

 
 インドや東南アジア諸国ではヴェーサーカと言って釈迦の生誕を祝う祭り事という意味が濃いのですが、日本では自分自身や人々の意識の目覚めや平和を祈る祭典という意味となっています。
ちなみに、私が崇拝しているシルディ・サイババの師匠はヴェンクーサという名前でヴェーサーカと非常に似ています。
また、先述のベリー西村氏の本の中ではウエサク祭はイルミナティの人類支配を終わらせるための神事であるとされています。
ウエサク祭に参加している若い女性の中にはこの本を読んだのか、「イルミナティの・・・云々かんぬん」と言っている話が聞こえてきた時がありました。
 
ウエサク祭の参加者は女性が7~8割位でした。
老若男女満遍なくいます。
女性を見るとスピリチュアルなことに関心がある様なタイプが多く目立ちます。(まぁ、そうでしょうね。)
レイキヒーラーも多いようで、開始時間を待つ人の中にはヒーリングをしている人も数人見受けられました。
また、山伏の装束に身を包んでいる人がいたり、私の様なヨギがいたりと宗教の垣根を越えて意識が高い人が多く集まっている印象がありました。
それでも、好奇心から物見遊山的に来ている人も多くいます。
神事なので私語を慎むのが当然なのですが、気分が高まっているのでしょうか、べちゃくちゃと耳障りなおばさんもいました。
 
そもそも鞍馬寺は仏教寺院ではありますが、昭和22年信樂香雲氏が鞍馬寺の再興をした際に「鞍馬弘教」と称し、宗教・国境の垣根を越え人類の目覚めを目指す「統一的世界観実体集教」と位置づけておりその懐の広さが特徴です。


鞍馬弘教
 
ご本尊は護法魔王尊の他、千手観音菩薩、毘沙門天王の3柱であり、その統一体として「尊天」という神を祀っています。
しかし、印象としては仏教のご神仏を崇拝するというよりも宇宙神への信仰の場という感じがあります。
 
そのためかウエサク祭では「魔王尊に祈る」という聖詩を唱和します。
 
 われらのおん父 魔王尊
マントラとなえて みなをよび
一心こめて 大前に
おろがむものを みそなわせ


われらのおん父 魔王尊
天地の秘密を もちたまう
ちからの神の 魔王尊
進化の光 魔王尊

われらのおん父 魔王尊
この世の悪を 破壊して
天地の心を 花咲かせ
秘伝と善の ためにとて

その不思議なる おん手には
他界の太陽 シリウスの
くだしたまえる みちからの
光の棒ぞ もえさかる

まかふしぎなる その棒を
あまねく世界に ふりかざし
土にも似たる われらをば
天つ力に あらしめよ

宇宙の進化に 仕えんと
いやしき心を ふり放ち
み前にちかう われらをば
神の力に 改めよ

崇高偉大の 魔王尊
地軸を傾け 磁極をば
おきかえ移し 気候をば
一変したまう 魔王尊

移る磁極は 大地震
大洪水の 地変をば
まきおこせども 大前に
ひれふす者を 助けませ

力と光の 魔王尊
苦しみまどう 人類に
至上の助け 早めつつ
つかわしたまえ 救世主
 

 
これから分かるように仏教という感じはないです。
さすがに仏教では「シリウス」は出てきません。
「地軸を傾ける」「磁極を置き換える」「気候変動」「大洪水」など終末預言にある様なフレーズが並びます。
これらを司るのが魔王尊ということなのでしょう。
この預言内容は「日月神示」で預言されている「三千世界の大洗濯」や出口王仁三郎の預言などで描かれているところと一致します。
その他にもたくさんの霊能者・チャネラーがその時が近づいていると警告しています。
人類の意識がこのまま低空飛行を続けていると、大地をグテンひっくり返す様な大災害が起こる可能性が高いのでしょう。
「日月神示」ではそれによって生き残る割合は30%(3%の説もあり)といいます。
 
5月の満月の夜は天界と地上世界との間に通路が開かれると言われています。
そのため意識の高い人がここウエサク祭に集い、人々の意識が目覚める様祈りを捧げるのです。
 
昨年まではウエサク祭は3部構成になっており、3部終了は明け方になっていましたが、今年からその構成を短縮し1部構成で10時には終了する進行となりました。
 
 

3.      京都駅からウエサク祭が始まるまで

 
京都駅に到着してからは、JR奈良線で東福寺まで行きそこで京阪電鉄に乗り換えます。
それから出町柳まで行き、叡山電鉄に乗り換え鞍馬まで行く行程です。
出町柳から鞍馬までの所要時間は約30分。
確か二両編成で単線ののんびりした雰囲気の電車です。

出町柳駅
叡山電鉄 出町柳駅
 
鞍馬行車両
車両は景色を楽しめる様一部が窓向きになっています。
 
出町柳駅に着くと遠くの山並みの一方向から強烈なエネルギーが発せられているのが感じ取れました。
「その先にあるのが鞍馬山だ」「これは強いな・・・」とそのパワーの強さを体感しました。
電車は時にエネルギーと反対方向に向かって走って行きましたが、またそのエネルギーが来ている方向に向かうだろうと予測していると、その内線路の方向がそちらに向かっていきました。
 
鞍馬駅
鞍馬駅
鞍馬寺入口
鞍馬寺入口
鞍馬寺
鞍馬寺
ウエサク際
 
鞍馬駅から本殿までは約1km山を登ります。
ケーブルカーもありますが、若者は自分の足で登らなければなりません。
結構な急斜面の所もあり、すっかり息が上がってしまいました。
「源義経も通った道ですと案内されたけど、源義経じゃないからな。」と思ったりしました。
私が到着したのは16時頃でまだ人もまばらで少ない頃でした。
 
鞍馬山登山道
鞍馬山の登山道。結構坂がきついです。
鞍馬寺本殿前
16時頃はまだ人影はまばらです
 
到着してシートを引いて荷物を置き一息入れると、奥の院へ向かいました。
奥の院は本殿から更に860m山奥に入ります。
奥の院は別名魔王殿と言われます。
ここはゴツゴツした奇岩が多く、このような磐座(いわくら)にサナート・クマラが降臨したという伝説がある地です。
木々が陽を遮りうっそうとして薄暗い空間に魔王殿はあります。
魔王殿は太古より宇宙の力が満ちている場で、鞍馬山を開山した鑑禎上人や多くの密教修行者を引き寄せてきました。
奥の院こそが本当の中心の場でありますから、まずはここに挨拶に行こうと本殿から更に山奥へ向かいました。
本殿から奥の院への山道はかなり高低差あり、寒いと聞いていたけれど結構汗をかいて暑くなりました。
 
奥の院入口
「これより奥の院」の掲示
奥の院(魔王殿)
奥の院(魔王殿)
 
奥の院(魔王殿)は写真の通りどこか畏れ多く近づきがたい雰囲気を醸し出しています。
中には長椅子が6脚あり、瞑想をしている人が数人いました。
私もそれに加わり、休憩も兼ねしばし瞑想を始めました。
ここのエネルギーは大変強く、身体に感じる感覚もこれまでにないものがありました。
「これは凄いなぁ、来て良かった」と思ったものです。
いつまでもここにいたいと思いましたが、祭典が始まるので薄暗い中を本殿に戻っていきました。
 
戻った頃には既に本殿前は多くの人で賑わっていました。
しばらく参加者の顔ぶれを見渡していました。
その場のエネルギーを感じてみても、奥の院の様な強い感じがありません。
私は世界平和の祈りの為にここに遥々来ました。
ウエサク祭の祭典の中で一緒に祈るのが良いか、または神の強いエネルギーと交流しながら祈るのが良いか少し悩みました。
既に山道を散々歩いて疲労していましたが、「もう一度奥の院に行った方がよいのではないか」という気持ちが強くなってきました。
祈りを成就させるのであれば、神の強いエネルギーと一体になった状態で祈る方が良いと私は考えました。
せっかく、本殿のベストポジションを確保していましたが、重い荷物を携えて薄暗い山道を独り奥の院(魔王殿)へ向かいました。
 
 

4.      魔王殿の漆黒の闇の中で

 
本殿から奥の院へ向かう入り口には「明かりが全くありませんので、ライトなしの通行は大変危険です」と書いてありましたが、そんなことは言っていられません。
祭典の始まる時間が近く、奥の院から本殿に戻る人が多い中、そちらに向かって行ったのは私一人でした。
「エネルギーの本質が分かるつわものが何人かいるに違いない」と予想していましたが、18時を過ぎた頃に到着した時にはすっかり日も傾き暗くなっていて、到着すると2人が前の腰掛に座っていました。
しかし、彼らも間もなくその場を去り、そこには誰もいなくなりました。
それでも、ここで瞑想し祈り続けることを決めましたので暗闇の中で準備をしました。
 
すると奥の院(魔王殿)の脇あたりに「ここで非常識な行をして心身を壊さないように」という意の看板が目に入り、「夕方に来た時は気付かなかったのに・・・」と自分の様な人のことをいうのかなと唸ってしまいました。
ここの強いエネルギーはこれまでもたくさんの行者を引き寄せてきたに違いありません。
その中には肉体的にも精神的にも障害を受けた人も少なくなかったのでしょう。
 
誰もいない魔王殿で独り座って瞑想しているとその内ポタポタと雨脚が強くなってきました。
私は屋根のあるところにいるので濡れませんでしたが、これでは本殿に参集している人達は大変だったことでしょう。
雨音と鳥の鳴き声が寂しく聞こえる真っ暗闇の中で私は世界平和を祈り続けました。
 
「どうか私の願いが届きますように・・・」と神のエネルギーが体内を奔流する中渾身の祈りを捧げました。
「どうして自分はこんな人も来ない真っ暗闇の山奥で独り祈っているのだろうか?」と不思議に思いました。
ヒマラヤやバリ島で修行をしていてもよくこのように「一体自分はここで何をしているのだろうか?」と思うことがよくあります。
 
瞑想を始めしばらくした後に一人の若い青年が入ってきました。
「こんな真っ暗の中に入ってくるとは変な奴だ」「幽霊かな」と思って見ていると、直立してお祈りをし始めました。
彼は振り返ってしばらくすると暗闇に私が座っているのにハッと気付き、「すみません、私は神道をやっていまして・・・」と言うので、「どうぞ、どうぞ」と返事をしました。
彼はその後真っ暗闇の中フラッシュを何枚か焚き写真を撮って本殿の方向へ消えていきました。
 
どの位の時間そこにいたのかよく覚えていないのですが、そろそろ本殿に向かおうと魔王殿を出ると、余りの闇の深さに驚きました。
凝視しないと足元の道もよく見えません。
その日は満月でも雨雲が出ていましたから、特に暗い夜だったのです。
瞑想の時はそれ程恐れを感じなかったのですが、瞑想を終わって帰る時に「これは客観的にかなりヤバイ!」とビビッてしまいました。
 
「全然、見えん!」
 
こうなるとゆっくり帰るしかありません。
足元をよくよく見ながらゆっくりと進みました。
変なものが出ないだろうかとか、そのような事を考えるとマジ恐いので意識を歩くことだけに集中しました。
これも一種の瞑想です。
 
私は夜の魔王殿で瞑想をしましたが、一般の方は真似をされない方が良いと思います。
まずそこまでの道が山道で足場が良くないこと、怪我をする可能性があります。
またこの様な霊場では霊的な影響を受けることがありますので、好奇心で行ったりするとリスクがあります。
 
 

5.      本殿のウエサク祭

 
ようやく本殿に近づき、山の下の方に蝋燭の光が集まって見えた時はホッとしたものです。
その頃には雨脚も大分少なくなり、一部の人が雨具を使っているだけになっていました。
多くの人がキャンドルを持って祈りを捧げていましたのは幻想的な風景でした。
 
ウエサク祭のキャンドル
 
祭主や巫女さんが祈りの言葉を唱えます。
私も予め買っていたキャンドルに火を灯して一緒に祈りました。
尊天のエネルギーが入っている火だからでしょうか、片手に持っていても身体にそこから気(エネルギー)が流れるのがよく感じられました。
祭主は三叉戟を持ち、参加者のお祓いをしました。
「三叉戟ってシヴァ神が持っている武器じゃないのか」と気付き、ここ鞍馬山の仏教からシヴァを想いました。
 
最後に月のパワーが入った聖水を貰いに本殿の中に入ります。
多くの人が並んで順々に一口ずつ水を貰います。
おそらく1000人以上はいたのではないでしょうか、大晦日の神社の様に劇混みで行列はまったく進みません。
人ごみが嫌いな私は参ってしまいました。
 
聖水
聖水を貰います。おちょこにわずかの量です。
 
お水を貰った後は手にしていたキャンドルを本殿前の中央に置き光の曼荼羅を作ります。
神聖なる皆の願いが天に届くように・・・
人々の意識が目覚めますように・・・
世界が平和になりますように・・・
 
本殿前
 
キャンドル
 
これらの思いは火に乗って天界に届くことでしょう。
人々の純真なる思いは見えない波動となって、水面に広がる波紋の様に広がっていくに違いありません。
 
私は天から強いエネルギーが降りてきているのを感じました。
それは本殿ではなく、その裏手の方向でこの山のエネルギーでは一番強いと私は感じました。
本当はそこに行ってみたかったのですが、道がなく闇夜の中では行くことができませんでした。
そこには一体何があったのでしょうか?
 
ウエサク祭の光
 
鞍馬山は宇宙エネルギーが強く不思議な霊地です。
ウエサク祭は人が多いのでまた来年以降も行くかどうかはわかりませんが、鞍馬山にはまた来て魔王殿でお祈りしたいと思います。
その時は日が高い時間帯に来ることにします。
そしてエネルギーをたくさん頂きたいと思います。
 
その夜京都市内のホテルに泊まりましたが、体内にエネルギーが満タン状態で一睡もできず、4時半にホテルをチェックアウトし始発の新幹線で東京に帰りました。
 
【2014年5月16日】

 

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