スピリチュアル・ヒーリング総論

 

 
 
 
 
 

スピリチュアル・ヒーリング総論

 
 

 気功とスピリチュアル・ヒーリング

 
気功とヒーリング、どちらも主に掌から出る気(エネルギー)で身体と心を癒すという点では共通しています。
気功を英語で言うとヒーリングですので、意味は同じなのですが施術院(サロン)店舗の看板を「気功」と出しているところと、「ヒーリング」と出しているところでは少し傾向が異なるようです。
 
「気功」と看板を出しているところは、どちらかというと自分自身の気を練り高めそれを受け手に送る(練成型)タイプの人が傾向的に多いように思います。
武術や太極拳、少林寺拳法など武道の達人が気功治療の世界に入ってくることもあります。
 
一方、「ヒーリング」と看板を出しているところは、宇宙や霊、神仏とつながりそのエネルギーを仲介している(仲介型)のタイプの人が傾向的に多いように思います。
こちらは宗教家や霊能者が治療を行っていることもあります。
 
これはあくまで傾向ですので、厳密に区分されるものではありません。
当院では「気功」と看板を出しています。
ヒーリング的要素が強いですが、自分自身の気を練り送る気功的要素もありミックスしながら施術をしています。

それでは、練成型のタイプの仲介型のタイプとどちらが病を癒すのに優れているのでしょうか?
 
これは個々人の能力により千差万別なのでどちらがという決めつけはできません。
しかし、歴史に残るような治療能力を持つ人の多くはヒーリング(仲介型)をしています。
ですから、私はどちらかと言われたらヒーリング(仲介型)に軍配をあげるのです。
これはヒーラーがすべての気功家より優れているということを言っているのではありません。
気功(練成型)の人にも達人がいるのは確かです。
 
気功にせよ、ヒーリングにせよ、どちらも修行が必要です。
気功(練成型)のタイプの人は10年、20年とたゆみない努力を重ねている人も珍しくありません。
その結果、ある時修行の成果を得て突如として超常的な力を得るのです。
しかし、そこまでの道程はとても長くしんどいものがあり一般人にそこまでできるかと言えば余程資質が優れた方しかその境地には至らないのではないかと思います。
 
ヒーリングももちろん修行は必要です。
私も日々修行を重ねており、それにより能力は日進月歩で向上しています。
ヒーリングの場合、一番重要なのがその能力を伝授(アチューンメント、伝法とも言う)という形で授かるということです。
 
伝授とはエネルギーを使えるようになるアンテナを脳に立てるような作業です。
本来は、修行を重ねていきやがて天啓を得てその能力を授かるものですが、それは長い年月と大変な努力を必要とするものです。
ましてや今生で授かるかどうかも不確かです。
伝授という形をとれば師と同じエネルギーを使えるように短期間でなります。
いわばこれは能力のコピーであり、修行のショートカット(近道)とも言えます。
ですから、こちらの方が万人向けであり、ある程度のレベルまでは才能は不問と言えるのです。
 

 「気が出る」ことの意味

 
気というのは自然界・宇宙を構成する普遍のエネルギーですのでどこにでもあり、感度が優れている人であれば誰でも感じ取ることができます。
生まれついてそのような能力を持っている人もいます。
 
私の場合は気が分かるようになって、幼少から感じていた奇妙な感覚が気によるものであったと分かったのですが、それでも普通のサラリーマンを長くやっておりましたのでそれ程最初から気が使えるというレベルでありませんでした。
 
サラリーマン時代後期には気にも親しんできましたので、手から気が出ている感覚ははっきり持っていました。
よく気功教室などでは「手に気のボールを作ってみましょう」というところから始めるところが多いようですが、それくらいはできていました。
 
初めて気功の先生に入門したときのことです。
「気が出るようにしてあげよう」と先生がおっしゃるのですが、内心では「俺はもう気が手から出るのだけどな」と思っていました。
浅学な私はわからなかったのですが、「気が出る」とは「その先生が使っている治療用の気が出る」という意味でした。
気が出ると言っても気は全て同じではないのです。
 
気にも色々あり、武道や呼吸法でいう気は身体を強くしたり人を飛ばしたりする気です。
物質に影響を与えやすい気であればスプーン曲げのような力になります。
このような気の種類で治療用の気というのがあるのです。
例えば太極拳の達人は気のマスターとも言えますが、彼らが全て卓越した治療能力があるものではありません。
治療には治療に適した気があり、それを体得しなければ高いレベルの施術家(ヒーラー)にはなれないのです。
 
師に付いて気を体得し、それからさらにその能力を高めていくというのがヒーラー、気功家の辿る道なのです。
 

 神とつながる、霊とつながる

 
ここまでで能力の伝授ということはご理解頂けたかと思います。
能力を得るには、師に付いて学ぶという課程がまず不可欠です。
 
歴史を紐解けば、奈良時代・平安時代に空海・最澄という遣唐使が未熟な航海技術にも関わらず難破のリスクを冒してまで中国に渡り求法したのは、師に付いて直接気を授かる必要があったからなのです。
 
治療に適した気という力にも色々な種類があります。
伝授のいうのは脳に気をキャッチするアンテナを立てるような作業です。
今の時代、テレビのチャンネルも地上波だけではなくケーブルテレビやスカパーなど数多くの局(周波数)がありますが、気という力の源泉もこれに近いイメージで、別次元に無数にある内の一つと繋がりそれから力を仲介するのです。
 
私たちが現実と認識している世界(3次元の世界)の他に異なる次元の世界が無数にあると言われています。
人は死んで肉体を離れたらそのような世界の内の一つに進みます。
伝授によってアンテナを立て一体どこの力を得るのでしょうか?
 
その答えは霊界と神界、または宇宙と繋がるということです。
ある意味、異次元とのコンタクトとも言っても過言ではありません。
この世とは違う無数の世界には大きく分けて霊界という世界と神界という世界があります。
霊界と言っても、この領域だけでも無数の世界があると言われていますが、低級な領域から高級霊がいる領域まで幅広く存在します。
さらにそれより高いレベルになると神界という神がいる領域があります。
神も日本では八百万の神という言葉があるようにそのレベルは様々ですが、やはり神ですので人間より霊格が遥かに高級です。
 
ヒーラーの中には霊の力を使っている人もいます。
私も以前は心霊研究に没頭した時期がありますので分かりますが、霊の力でも強い力を使える人はかなりの治癒能力があるものです。
霊にも低級なレベルから高級なレベルまであり、どの霊とつながりを持つかによってその人のヒーラーとしての質や格に差が出てきます。
 
まずヒーリング能力を持つ人の背後で働く霊にはどのようなものがあるか整理します。
 
    動物霊
    自然霊
    霊(元人間)
 
    動物霊
人間だったことがない生存中に動物だった霊です。
動物であっても癒しの力があるものもあります。
しかし、元々その多くは理性が低級であるためエゴが強かったり、見返りを求められたりします。
 
    自然霊
龍・天狗・稲荷などの存在です。
低級なものから高級なものまで幅広く、高級なものは人間に崇められているものもあります。
低級なものはやはり見返りを求められます。
神の眷属として神の意思を実現するために働いているものもいます。
 
   
元々人間だった存在です。
私たちが住む社会にも立派な人間とそうでない人間がいるように、霊と一口に言ってもレベルは多様です。
未浄化な霊ではなく、浄化向上した霊はこの世の人間の苦痛を癒すために力を貸してくれます。
人間だったときに行者などの修行者や、医療にたずさわっていた人が背後につくと強いヒーリング能力を得られます。
 
一方、神界の神とつながりヒーリングを行う方法もあります。
当院での教授内容はこの方法に基づいています。
生まれつき霊との結びつきが強く幼少時から霊能がある人は時々いるものですが、概して人間は霊格が低いものなので、生まれつき神と結びついているというのは極めて稀なケースです。
元々その使命を帯びてこの世に誕生してきた人か、前世まで相当な修行を積んで今世で花開いた人か、そのいずれかだと考えられますがいずれにしても稀なことです。
そのほとんどが後天的な修行によって得られるものです。
 
よく「自分は何も霊とか見えないし、感じないけれどヒーラーになれるのだろうか」と思う人がいますが、霊能に乏しくてもヒーラーにはなれるのです。
 
宗教や古くから伝えられる秘教の中には神とつながる意識のテクノロジーを秘伝として脈々と伝えているものもあり、それらの行法を修めることでそれが可能になります。
仏教であれば密教がそれにあたり、結縁潅頂(守護神を決める儀式)や伝法潅頂(密教の奥義を授けられる儀式)などがあります。
古神道や修験道でもそれに類する秘法があり、修行者はその境地を目指して数々の修行を重ねます。
 
それらの行法は人が思考によって生みだしたものではありません。
その発祥は神とつながった聖者・覚者が行法を神から降ろし弟子に伝えていったものです。
これらは秘伝とされオープンにされることはありません。
最近は色々な情報が手軽に書物やインターネットで得ることができますが、例えばその秘密の真言・マントラだけを得たとしても、そこに師から弟子へのエネルギーの伝達がなければ十分な法力を得ることはできません。
 
神の力はそれを使うことで見返りを求められることやカルマを生むことがありません。
霊の力は極端な話、全然人格ができていない人でも使えますが、神の力はその人の人格・霊格が求められます。
神の力が使えるのだと天狗になっているようでは話になりません。
神の力を知れば知る程頭が下がる思いがするはずです。
神の力をうまく使うには神にすべてを任せる(全託する、サレンダ―する)ことが重要であり、また神の手となり足となりこの世界を浄化していき、世のため人のためになるのだという強い気持ちも大切です。
 
 

 意思の力によるヒーリング

 
気(エネルギー)を動かすには大きく3つの種類があります。
それは①呼吸②イメージ③意思の3つです。
 
①の呼吸はヨガや気功が呼吸法を重視するように、呼吸の力によって気を動かします。
あわせてヨガや気功は②のイメージする力も鍛えていきます。
「気が仙骨から頭頂に上がる」という様なイメージを呼吸と共に強く具体的にすることで気がそのように動きます。
気はイメージに従うからです。
 
呼吸法やイメージ力でも修練すれば強い力を動かせるようになります。
 
神の力が使えるようになると自分が思う様に気が動くようになります。
 
「思うこと」=「気(エネルギー)が動くこと」
 
なのです。
「仙骨のところに気を集める」と思えば呼吸法やイメージを使わずともそのようになります。
 
意思の力によって気(エネルギー)が動かせるようになるとヒーリングだけではなく他にも色々と便利?に使えるようになります。
 
人間関係を改善したり、お金の融通したり、天候の変更をお願いしたり・・・その活用は無限ですが、要は自分の意思に応じて神が動いてくれているからそのようなことが可能になるのです。
神の力を得るということは諸願を成就させる力を得るということなのです。
だからといって、自分のわがままを全て通すということではいけません。
 
神の力を使うには才能は不問ですが、人格・霊格は求められます。
霊格は修行によって向上していきますので最初から高いものは求められませんが、人格は入門時から問われます。
 
神の力を使って何をしてよいかいけないのか、そのようなことは聞かずとも最初から分かる位の人でなければ神の力を求める資格はないでしょう。
 
ヒーリングについて言えば、呼吸やイメージによっても強い力が出る人もいて、中には高いレベルのヒーラー・気功家もいるのも確かです。
その力で邪気を祓い病気を完治させることもできることでしょう。
しかし、根が深い病になると魂やカルマというレベルまで原因が及ぶことがあり、肉体に近いレベルの気では対処は難しいものと思います。
そのレベルの病になると強く偉大な力である神の力に頼るしかないのではないでしょう。
 
ヒーリングのレベルを上げていくには修行を重ね神とのつながりを濃くしていく、神人一体の境地を得るしかないというのが今の私の結論です。
 

 スピリチュアル・ヒーリングの心得

 
詳しくは教授課程の中でお伝えすることになります。
 
一つには先述した通り、神の力を伝える訳ですから自分自身は単なる導管に過ぎないのです。
ヒーリングの成果が目覚ましかったといってもそれは神の力があってこそできるものなのです。
決して自分でやったものと勘違いしてはいけません。
ましてや天狗になってしまってもいけません。
 
私たちの求めるところは、病に苦しむ人を1人でも多く救って差し上げることです。
開業すれば多くのクライアントがヒーラーの下を訪れることでしょう。
その人1人1人が愛に目覚め、病が癒される様導いてあげるのが私たちの役目です。
 
病が完治すれば当初の目的は達成できますが、クライアントがスピリチュアル・ヒーリングを受けたことでスピリチュアルな世界に対して関心や造詣が深まり、日々の生活が愛に満たされ安心な境地になればもっと素晴らしいことです。
さらに、神仏へのご縁ができ、そのお陰でクライアントが他人への奉仕を喜びとするようになればこれは一番素晴らしいことです。
一番のグッドカルマ(善徳)は神への信仰を目覚めさせることだそうです。
これが何人できるかどうか・・・ヒーラーは1人でも多くの人をその境地まで導けるよう頑張ってほしいものです。
これは一歩取り間違えると新興宗教のように何人組織に勧誘したかということになってしまいますが、勧誘や説得をするのではありません。
ヒーリングエネルギーを受けて、またはヒーラーと出会い語らうことでクライアントの魂が自然に目覚め、クライアントの自発によって動いていくのが私たちの目指すところです。
 
また、ヒーリング能力の向上は個々人に課せられた修行であり、ヒーリング能力は人と比べ優越を競うものではありません。
治療家の中には人と比べないと気が済まない人が沢山いるように見受けられますが、そうあってはいけません。
 
現実には自分のレベルに応じたクライアントが訪れるのです。
これは現象的にはクライアントがホームページを見たとか、人から紹介されたという動機によって行動しているのですが、実際は霊的な背後の導きも大きく関係しています。
 
特にスピリチュアル・ヒーラーの下に来るクライアントはその傾向が顕著だと思います。
来る客層が異なるのに、人と比べようがありません。
いつかは多くのクライアントを感動させることができるヒーラーになるのでしょうが、謙虚な姿勢は生涯貫き通さねばなりません。
 

  スピリチュアル・ヒーリング/初伝

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